第二種電気工事士試験対策 電工試験の虎 学科/技能解説動画付
4.6
スクリーンショット
長所と短所
長所
- 学科と技能を一つのアプリで学べて、試験対策を進めやすい
- 解説動画付きで、工具の使い方や作業手順を視覚的に確認できる
- 過去問題の演習により、出題形式や自分の弱点を把握しやすい
- スマートフォンで学習でき、通勤中や隙間時間にも取り組める
- 電気工事初心者でも基礎から段階的に理解しやすい構成
短所
- 技能試験の練習には実際の工具や材料を別途用意する必要がある
- 動画の視聴には通信環境や端末の空き容量が必要になる場合がある
- 問題演習だけでは最新の法令改正を十分に補えない可能性がある
- 細かな配線作業は画面だけでは感覚をつかみにくい
- 学習内容が多く、短期間で全範囲を覚えるには計画性が必要
第二種電気工事士の勉強を始めたいと思ったとき、最初に困りやすいのは「何から手を付ければいいのか分からない」ことです。テキストを買い、動画を探し、技能試験の練習方法を調べているうちに、勉強そのものより準備に時間を使ってしまいがちです。私が試した第二種電気工事士試験対策 電工試験の虎 学科/技能解説動画付は、学科と技能の両方を一つの学習先にまとめたい人に向いた教育アプリでした。
開発元はホーザン株式会社で、第二種電気工事士試験の対策を目的に作られています。無料で使え、広告が表示されない点は、短い時間に集中したい私にはかなり助かりました。学科の知識確認だけでなく、技能試験に向けた解説動画にも触れられるため、紙の参考書だけではイメージしにくい作業の流れを補いやすい構成です。
ただし、これだけで技能試験の練習が完結するわけではありません。動画を見て理解することと、実際に工具を持って手を動かすことには差があります。そこで、このアプリを単なる動画置き場としてではなく、学習の迷子を防ぐ案内役として使えるかどうか、つまずきやすい場面から順に見ていきます。
最初につまずきやすいのは、学習の順番を決めるところ
第二種電気工事士の試験対策では、電気の基礎、配線器具、法令、計算、そして技能作業と、覚える内容の種類が大きく違います。私は最初、知っている分野から気ままに見始めたのですが、それだと理解した気になっても、次に何を確認すべきかが曖昧になりました。このアプリは学科と技能を同じ場所で扱えるぶん、順番を自分で決める意識が重要です。
おすすめは、まず学科の解説で用語と器具の役割を確認し、その後に技能の動画を見る流れです。いきなり技能動画だけを見ると、作業手順は追えても、なぜその接続になるのかが分からず、丸暗記になりやすいからです。反対に、学科だけを長く続けると、実際の作業とのつながりが見えにくくなります。
平日にまとまった時間が取れない人なら、通勤や休憩中に学科の解説を一つ確認し、帰宅後に同じテーマの技能動画を見る使い方が現実的です。動画を最初から最後まで一気に消化しようとせず、見終わったあとに「器具の名前」「接続の目的」「作業で注意する点」を自分の言葉で言えるか確認すると、受け身の視聴になりにくくなります。
無料と広告なしが学習のリズムを守る
このアプリの大きな魅力は、無料で広告なしという使いやすさです。学習中に広告で画面が切り替わったり、別のコンテンツへ誘導されたりしないので、短時間の復習でも集中を切らしにくいと感じました。試験勉強用の動画を探していると、一般的な動画サービスでは関連動画やコメントに気を取られることがありますが、専用アプリとして使うと寄り道を減らせます。
一方で、広告がないからといって、受け身で再生するだけで合格に近づくわけではありません。動画を見た直後にノートへ要点を書き、翌日にもう一度思い出す時間を作ることが大切です。特に技能では、画面を見ていると分かったつもりになりやすいので、工具を持てる環境では動画を一時停止し、次の作業を自分で説明してから再生する方法が役立ちます。
年齢表示より、実際の学習環境を優先したい
対象年齢は3歳以上と表示されていますが、内容は明らかに第二種電気工事士試験を目指す人向けです。子ども向けの学習アプリという意味ではなく、アプリを利用できる範囲を示す表示として受け取るのが自然です。実際に使う人は、受験を考えている学生や社会人、資格取得を目指す未経験者が中心になるでしょう。
電気工事に関する作業を動画で学ぶ際は、安全面を別に考える必要があります。アプリを見ながら実物の配線を触る場合、電源につながった設備で試すのではなく、試験練習用の材料と安全な環境を用意するべきです。動画が分かりやすくても、実作業の安全確認まで代わりに行ってくれるわけではありません。
起動後に迷ったときの確認と、学習を戻す手順
アプリを使い始める前に、端末が対応環境に入っているか確認しておくと安心です。最低動作環境はAndroid 7.0で、現在のバージョンは4.0.20です。古い端末で表示や再生が不安定な場合は、まずOSの状態とアプリの更新状況を確認し、端末を再起動してから再度試すのが基本です。
動画を見る目的で使うなら、通信状態の確認も先に済ませたいところです。再生が途中で止まると、内容が難しいのか通信が不安定なのか判断しにくくなります。別の通信環境で同じ動画を試し、特定の動画だけで止まるのか、全体で止まるのかを切り分けると、無駄に学習計画を崩さずに済みます。
画面が固まったように見えたときも、すぐに学習内容の問題だと決めつけないほうがよいです。アプリをいったん閉じて再起動し、端末の空き容量や通信を確認します。それでも改善しない場合は、アプリの再インストールを考えますが、学習履歴など端末側に保存されている情報がどう扱われるかは事前に確認しておきたいです。大切なメモはアプリだけに頼らず、紙や別のメモ手段にも残しておくと復旧が楽になります。
動画が見にくいときは、視聴方法を変える
技能解説は、スマートフォンの小さな画面で立ったまま見るより、机に置いて手順を追いながら見るほうが理解しやすいです。私は一度通して見たあと、端子の向きや作業の順番など、迷った箇所だけを戻して確認する使い方が合っていました。全編を何度も再生するより、分からない箇所を特定して見直すほうが時間を使いやすいです。
音声が聞き取りにくい場所では、静かな環境へ移るか、端末の音量を確認します。周囲の雑音がある状態で無理に視聴すると、重要な注意点を聞き落とし、あとで余計に戻ることになります。イヤホンを使う場合も、周囲の安全確認が必要な作業中には視聴に集中しすぎないようにしたいところです。
学科と技能を行き来するための小さな記録
このアプリを効率よく使ううえで、私が特に効果を感じたのは、動画ごとに疑問を一つだけ書き残す方法です。たとえば「この器具はどの場面で使うのか」「この接続を間違えると何が起きるのか」といった問いを作り、次に学科の解説へ戻ります。疑問を持って見直すと、学科と技能が別々の勉強にならず、知識が作業の判断に結び付きやすくなります。
さらに、技能動画を見たあとに手順を短い箇条書きへ変換しておくと、実習前の確認に使えます。ただし、動画の内容をそのまま写すだけでは記憶に残りにくいので、自分がつまずきそうな箇所を中心にまとめるのがコツです。これは一般的な参考書の索引よりも、自分専用の確認表として役立ちます。
このアプリが原因ではないケースもある
勉強が進まないとき、アプリの使い勝手を疑いたくなります。しかし、第二種電気工事士の学習では、原因が「見るだけで終わっている」ことも多いです。学科動画を理解したつもりでも、問題を解く段階で用語の区別ができなければ、動画の再生回数を増やすだけでは改善しません。視聴後に自分で説明する、問題形式で思い出す、といった別の作業が必要です。
技能についても同じです。解説動画は作業の見通しを作るのに役立ちますが、工具の扱い、被覆をむく感覚、部材の向きを確認する動作は、実際に練習しなければ身に付きません。技能試験を本気で目指す人は、アプリを見たあとに練習材料を使う時間を別に確保してください。動画だけで準備を済ませたい人には、このアプリは向いていません。
また、すでに専門的な知識があり、必要な項目だけを素早く検索したい人には、紙の試験対策書や整理された問題集のほうが便利な場合があります。アプリは映像で流れをつかみたい人に強い一方、細かな条件を一覧で比較したり、書き込みながら体系的に管理したりする用途では、紙の資料を併用したほうが効率的です。
反対に、独学の最初の段階で「専門用語が多すぎる」「技能の完成形が想像できない」と感じている人には、動画付きの構成が合います。とくに仕事や家事の合間に学ぶ人は、毎回重い参考書を開くより、短い学習単位で再開しやすい環境のほうが継続しやすいでしょう。
日常の中で無理なく使うなら
たとえば平日の夜に30分しか取れない場合、最初の時間で学科の解説を確認し、残りでその内容に関係する技能動画を見る流れにします。最後に、今日覚えたことを三行程度で記録し、翌日はその記録を見ずに説明してから新しい内容へ進みます。こうすると、アプリを開くたびに前回の位置を探す時間が減り、短時間でも学習の連続性を保てます。
休日には、平日に見た技能動画を再生せず、手順だけを思い出してみるのも有効です。思い出せない部分が見つかったら、その箇所だけアプリで確認します。この「先に思い出して、後から動画で答え合わせをする」順番は、ただ繰り返し見るより、自分の弱点を見つけやすい方法です。
学科と技能の切り替えで混乱する人は、曜日ごとに役割を分けるのもよいでしょう。知識を整理する日、動画で作業の流れを見る日、実際に手を動かす日を分ければ、アプリに何でも任せようとせずに済みます。私はこの分け方をすると、アプリの不足ではなく、自分の練習時間の不足が原因だと気付きやすくなりました。
使う人を選ぶが、最初の一歩には頼りになる
評価は4.6で、評価件数はおよそ100件です。利用者数は1万回以上のインストールに達しており、第二種電気工事士に絞った学習アプリとして一定の利用実績があります。数字だけで内容を判断するべきではありませんが、無料で広告がなく、学科と技能をまとめて確認できる点を考えると、試験勉強を始める入口として試す価値は十分にあります。
リリースは2022年10月16日で、現在のバージョンは4.0.20です。ホーザン株式会社が開発していることも、工具や電気工事関連の学習を意識して選びたい人には安心材料になります。とはいえ、アプリの更新番号や開発元だけで自分の学習に合うとは限りません。実際に数本の解説を見て、説明のテンポや情報量が自分に合うかを判断するのがよいでしょう。
私の結論は、学科の理解と技能のイメージ作りを一つの無料アプリで始めたい人には、かなり試しやすい選択肢というものです。広告なしなので学習の入口が軽く、動画によって作業を想像しやすいのも強みです。特に、参考書を読んでも手順が頭に浮かばない人や、勉強場所を頻繁に変える人には便利だと思います。
ただし、これを唯一の教材にするのはおすすめしません。学科は問題を解く練習、技能は実物を使った反復、安全確認は実習環境で行う必要があります。紙の教材や練習材料と組み合わせ、アプリは「理解する」「思い出す」「手順を確認する」ために使うのが最も現実的です。
無料で始められるので、まず自分の端末で動画が見やすいか、学科の説明が理解しやすいかを確認してみてください。そこで学習の順番を決め、疑問を記録し、実際の練習へつなげられるなら、このアプリは試験対策の土台として役立ちます。逆に、問題演習や実技練習をアプリだけで済ませたい人には不足があります。私は、合格に必要なすべてを代行するものではなく、迷いを減らして勉強を始めやすくする道具として評価します。

























